GCOE Seminar "Religion and Politics in Today's Kazakhstan and Kyrgyzstan"/第29回中央ユーラシア研究会・特別セミナー
北海道大学グローバルCOEプログラム「境界研究の拠点形成」は、中央アジアからの研究者2名を招き、中央ユーラシア研究会との共催で以下のようにセミナーを開催することになりました。
バクト・ジュマグロフ氏はクルグズスタン・ジャララバード州出身。クルグズスタン南部の情勢に詳しく、ここ数年は政府系機関での役職を歴任しており、クルグズスタン政治を内側から観察してきた若手研究者です。イーゴリ・サーヴィン氏はカザフスタン・シムケント市出身のロシア人で、これまでカザフスタンの民族政治、宗教事情、移民問題など様々なテーマで数多くの業績を残しており、現在はシムケント国立大学だけでなく、ロシア科学アカデミー東洋学研究所などロシアでも活躍している研究者です。
今回のセミナーでは2人に共通する研究テーマであるそれぞれの国のイスラームを中心とする宗教事情についてご報告いただくことになりました。皆様のご参加をお待ち申しております。
地田
徹朗(北海道大学スラブ研究センター・北海道大学グローバルCOEプログラム
「境界研究の拠点形成:スラブ・ユーラシアと世界」学術研究員)
【プログラム】
- 司会:新免康(中央大学)
- 通訳:地田徹朗(北海道大学スラブ研究センター)
- 使用言語:ロシア語(日本語逐語通訳つき)
14:00〜15:20
- Bakytbek Jumagulov (Public Foundation "Institute of Peace and Development in
Central Asia, Kyrgyzstan)「クルグズスタンにおけるイスラームと非合法宗教政党の活動」
15:30〜16:50
- Igor Savin (Shymkent State University, Kazakhstan)「カザフスタンにおける宗教事情の現状と特質」
※セミナーの後に懇親会を行います
ウイグル人社会に関する人類学的研究に従事しているAlessandroRippa氏(アバディーン大学博士候補生)よりご研究のお話をうかがい、交流の機会をもちたいと思います。ご関心のある方々のご参加をいただければ幸いです。よろしくお願い致します。
- 日時:2012年7月23日(月) 午後6時〜7時半
- 会場:(財)東洋文庫・小会議室(7F)
アクセス:駒込駅(JR山手線・東京メトロ南北線2番出口)下車
http://www.toyo-bunko.or.jp/about/access.html
発表者
- Alessandro Rippa (PhD Candidate, Department of Anthropology, University
of Aberdeen)
発表題目
- “Trade, Diaspora and the State on the Karakoram Highway: The Case of the
Uyghurs of Pakistan”
※発表言語:英語(通訳なし)
お問い合わせ先:新免康(E-mail: y.shinmen■gmail.com)■を@に変えてください
下記の要領でラヒラ・ダウト先生の講演会を開催いたします。公開の講演会ですので、ふるってご参加いただければ幸いです。
- 日時:2012年7月10日(火) 午後4時〜5時半
- 会場:(財)東洋文庫2F 講演室
- 住所:〒113-0021 東京都文京区本駒込2-28-21
- 共催
- 科学研究費補助金・基盤研究C「中国・新疆ウイグル自治区におけるイスラーム聖地に関する基礎的研究」
- 東洋文庫・研究グループ「近現代中央ユーラシアにおけるイスラームと政治権力」
- 講演者:ラヒラ・ダウト(新疆大学教授)
- 演題:Women's Sufi Community in a county in Turpan, Xinjiang(新疆トゥルファンの女性スーフィー・コミュニティ)
- *講演言語:英語(通訳なし)
※講演会終了後、懇親会を予定しております。
中国ムスリム研究会は、2012年6月30日(土)に第23回定例会を開催いたします。今回は、金博諒さん(中央大学大学院博士後期課程)、中屋昌子さん(同志社大学大学院博士後期課程)に日頃の研究成果をご発表いただけることとなりました。お忙しいとは存じますが、多数の会員の皆様のご参加を心待ちにしております。
なお、準備の関係上、参加人数を事前に確認する必要がございます。期間が短く大変恐縮ではございますが、参加ご希望の方は6月15日(金)までに当事務局のメールアドレスへご連絡ください。また、その際、懇親会への出欠に関しましてもお書き添えいただけましたら幸いに存じます(定例会終了後、近くのハラールレストランで懇親会を予定しております)。お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い致します。
中国ムスリム研究会事務局
2012年度幹事:
- 小嶋祐輔(愛知大学国際中国学研究センター)
- 奈良雅史(筑波大学大学院博士後期課程)
事務局アドレス:MuslimsInChina*hotmail.com ←「*」を「@」に変換してください)
研究発表:
13:30〜14:15 発表1
- 金博諒(中央大学大学院)「遼寧瀋陽市回回営における宗教教育の現状−ジャマーアティ(回族コミュニティ)内の回族小学校の事例研究−」
14:15〜15:00 質疑応答
15:00〜15:15 休憩
15:15〜16:00 発表2
- 中屋昌子(同志社大学大学院)「イスラームの管理と統制−新疆ウイグル自治区を事例として−」
16:00〜16:45 質疑応答
懇親会:(定例会終了後、会場近くで懇親会を予定しております。)
その他、ご不明な点につきましては、中国ムスリム研究会事務局までお問合わせください。
中国ムスリム研究会及び早稲田大学の方々のご厚意で以上のような会を持ちたく思います. なお当日中央アジア・ドゥンガン人を扱う日本ドゥンガン研究会を発足させたく存じます. 関心のおありの方々のご参加を切にお願いいたします.なお同日早稲田大学 8号館 402教室
で13:30―17:00に第23回中国ムスリム研究会定例会が行われます.
- 山崎典子(東京大学)「ドゥンガン研究の可能性:中国ムスリム史研究の観点から」
- 菅野裕臣(元東京外国語大学)「カリーモフ,「ドゥンガン語」解説」
- 劉勲寧(明海大学)「ドゥンガン語雑感」
- 池田寿美子(石川県)「中央アジアにおけるドゥンガン言語文化事情―現代キルギスタンを中心として―」
日本ドゥンガン研究会発起人
- 菅野裕臣(元東京外国語大学)
- 劉勲寧(明海大学)
- 池田寿美子(石川県)
- 山崎典子(東京大学)
当研究会では以下の要領で第98回の例会を予定しております。まだまだ寒さも厳しい時期ではございますが、多くの方のご参加をお待ちしております。よろしくお願いいたします。 竹村寧乃(北海道中央ユーラシア研究会事務局)
- 報告T)
- 清水由里子(中央大学文学部・兼任講師)
- 報告題目:「テュルクかウイグルか―20世紀前半期の知識人の言説に見る民族名称と歴史認識―」
- 討論者:桜間瑛(北海道大学大学院文学研究科・博士後期課程)
- 報告U)
- 秋山徹(日本学術振興会特別研究員・財団法人東洋文庫)
- 報告題目:「バートゥル考―ロシア帝政期クルグズ人首領層の権威をめぐる一考察―」
- 討論者:長縄宣博(北海道大学スラブ研究センター・准教授)
北海道中央ユーラシア研究会事務局
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