日本中央アジア学会
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北海道中央ユーラシア研究会第32回例会

2月28日に、北海道中央ユーラシア研究会の第32回例会が開催されました。詳しくは北海道中央ユーラシア研究会のホームページをご参照ください。
  • 日時:2004年2月28日(土)15時〜17時(予定)
  • 会場:北海道大学スラブ研究センター 4階小会議室(420号室)
  • 報告者:井上 あいの(北海道大学文学部人文科学科東洋史学講座学生)
  • 題目:ラシードゥッディーン著『先人の足跡と現況』の研究
  • 報告要旨:イル・ハーン朝期に宰相として活躍したラシードゥッディーンは『集史』や神学論文集など数多くの著作を残した。その著作群の中に、いわゆる農書である『先人の足跡と現況』がある。本発表では、著者を取り巻く歴史的背景と史料上の記述を検討することによって、彼がどのような目的でこの作品を執筆したのかについて、先行研究とは異なる視点から考察し、新たな歴史的文脈の中にこの『先人の足跡と現況』を位置づけたい。

北海道中央ユーラシア研究会第31回例会

去る1月24日、北海道中央ユーラシア研究会の第31回例会が開催されました。詳しくは北海道中央ユーラシア研究会のホームページをご参照ください。
  • 日時:2004年1月24日(土)15時〜17時(予定)
  • 会場:北海道大学スラブ研究センター 4階小会議室(420号室)
  • 報告者:宇山 智彦(北海道大学スラブ研究センター)
  • 題目:ロシア帝政期中央アジア史の再検討 −兵役・宗教政策と『ロシア化』の問題 を中心に−

ORIAS ワークショップ「カシュガルとフェルガナ:19-20世紀中央アジア地域社会の文字資料」

  • 日時:2004年1月10日(土)13:00〜18:00
  • 会場:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所大会議室

【趣旨】

中央アジア地域社会像を解明する手がかりとなる新たな文字資料が、地域社会レベルにおける近年の現地調査の結果、続々と発見されている。特にここ1-2年はカシュガル、フェルガナ両地区における現地調査が進められ、両地域の歴史的実態と、両地域間の伝統的な関係を窺わせる新知見が明らかとなりつつある。
本ワークショップは、両地域社会に関して展開された各調査の目下の進展情況と、見出された資料の研究情況に関して報告・討議を行ない、最新の文字資料データの把握・共有を図る。基本的な視点としては、地域社会の具体的な歴史的様相を読み取る材料として、それら地域社会自体で産み出された文字資料が我々にとってどのように有効に利用されうるか、また、その史料的価値は他の種類の史料と比べ、どのような特徴・独自性をもつのか、という点に特に注目する。さらに、それらの調査成果をどのように共有し各自の研究に活用していくか、資料情報のリソース化の問題についても意見交換を行なう。

【プログラム】
  • セッション1:カシュガル
    • 清水由里子(中央大学大学院)「20世紀初頭のカシュガルにおける教育史料」
    • コメント 島田志津夫(東京外国語大学大学院)
    • 菅原純(青山学院大学)「中華民国期を中心とするカシュガルのカーディ文書について」
    • コメント 堀川徹(京都外国語大学)
  • セッション2:フェルガナ
    • 河原弥生(東京大学大学院)「フェルガナ盆地における民間所蔵のマフドゥームザーダ関係史料」
    • コメント 澤田稔(富山大学)
    • 磯貝健一(京都外国語大学)「2003年度収集分フェルガーナの法廷文書について」
    • コメント 堀直(甲南大学)
  • 総合討論−資料調査とそのリソース化−
    • 総合コメント 新免康(中央大学)

第5回まつざきワークショップ

さる3月27日から29日にかけて、伊豆松崎町で「第5回まつざきワークショップ」が開催されました。詳しくはまつざきワークショップのページをご覧下さい。
  • 日時:2003年3月27〜29日
  • 場所:伊豆松崎町
  • 会場:松崎町商工会会議室
  • 宿舎:海浜荘
       〒 410-3624 静岡県賀茂郡松崎町江奈
       п@0558-42-0127
【報告者および題目】
  • 菅原純((財)国際情報化協力センター・主任研究員)「『内陸アジア文字資料オンライン・リソースの構築』プロジェクトについて」
  • 島田志津夫(東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程)「1910年ブハラにおけるシーア派とスンナ派の抗争について
  • 坂井弘紀(千葉大学非常勤講師)「カフカースの少数民族ノガイの口頭伝承」
  • 濱本真実(京都大学大学院文学研究科博士課程)「16-17世紀におけるロシア政府の対軍務タタール宗教政策」
  • 地田徹朗(東京大学大学院総合文化研究科修士課程)「1980年代カザフ政治史に関する一考察 ― 共産党エリート人事を手がかりに 」
  • 熊谷瑞恵(京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程)「家庭からみるムギ食文化圏の主食概念 ― 中国新疆ウルムチのウイグル族の事例から」
  • 樋渡雅人(東京大学大学院総合文化研究科修士課程)「ウズベキスタン慣習経済の社会保障機能 ― 家計調査データの分析から」
  • 総会:「日本中央アジア学会」会則について
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中国ムスリム研究会

  • 日時: 2002年5月25日(土) 10:00−17:30(昼休み休憩50分)
  • 会場: 中央大学市ヶ谷キャンパス
    • 都営新宿線「曙橋駅」A3出口より徒歩3分
    • 地下鉄丸ノ内線「四谷三丁目駅」徒歩8分
【発表者および題目】
  • 10:00-11:00 菅原 純(国際情報化協力センター国際情報化研究所)
    「『新疆ウイグル人の職業意識の伝統と現状に関する歴史・人類学的研究』をめぐって」
  • 11:10-12:10 澤井充生(東京都立大学大学院博士課程)
    「バラカをばら撒く!――寧夏回族自治区における回族の婚姻儀礼」*スライド付き
  • 昼休み休憩(50分)
  • 13:00-14:00 吉松久美子(元大東文化大学助教授)
    「ミャンマーの雲南系回族(パンデー)の交易と移住」
  • 14:10-15:10 木村 自(大阪大学大学院博士課程)
    「台湾回民のエスニシティと宗教――イードと預言者マウリドからの分析」
  • 15:20-16:20 大澤広嗣(国際宗教研究所宗教情報リサーチセンター研究員)
    「回教圏研究所の形成過程」
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第4回まつざきワークショップ

さる3月28日から30日にかけて、伊豆松崎町で「第4回まつざきワークショップ」が開催されました。詳しくはまつざきワークショップのページをご覧下さい。
  • 日時:2002年3月28日(木)〜30日(土)
  • 場所:伊豆松崎町
  • 会場:松崎町環境センター(31日)、松崎町商工会館(1日)
  • 宿舎:国民宿舎 伊豆まつざき荘
    • 〒 410-3624 静岡県賀茂郡松崎町江奈167-1
    • п@0558-42-0450
【報告者および題目】
  • 大石真一郎「ウイグル」語新聞『貧者の声』について
  • 長縄宣博「20世紀初頭におけるヴォルガ、ウラル地域のタタール人知識」
  • 野田仁「クルバンガリーと『東方五史』 ―セミレチエから新疆へ―」
  • 堀直「回疆社会経済史研究とマンジュ語史料」
  • 菅原睦「チャガタイ・トルコ語−ペルシア語辞書Sanglaxの研究」
  • 帯谷知可「Turkestanskii Sbornikについて」